12月16日(水),午後1時30分から家庭教育学級と学校保健委員会合同の講演会が開催され,26名の保護者の皆さんが参加してくださいました。
中学生の子どもを持つ親にとって,子どもとのコミュニケーションの取り方は一つの課題でもあります。今回の講演では,その課題や悩みを解決する大きなヒントを与えていただきました。
講師として親業訓練インストラクターでメンタル心理カウンセラーの 中玉利恵理子 先生 にお越しいただき,
「親と子の心がつながるコミュニケーションとは?」 と題して講演をしていただきました。
子どもが悩みを抱えている時の効果的な聞き方は,次の3つだということです。
① 相手(子ども)の言った「言葉を繰り返す」
② 相手(子ども)の言った「言葉を言い換える」
③ 相手(子ども)の「気持ちをくむ」
これを「能動的な聞き方」というのだそうです。
この聞き方を,二人一組になって体験しました。
▲能動的ではない聞き方
子ども役 「(少し低い声で)あーあ,明日からまたテストだ・・・」
親役 「だったら,ちゃんと勉強して頑張らないとね!」
※子ども役は,勉強する気にならず親に反感さえももつ
☆能動的な聞き方
子ども役 「(少し低い声で)あーあ,明日からテストだ・・・」
親役 「テストが始まるから憂うつなんだね」
※子ども役は,親が気持ちを分かってくれた。よし,勉強しようかなと思う。
この聞き方をするだけで,親子関係がうまくいきそうな気がしますね。
それから,もう一つ。子どもが悩みを抱えている時,次の言葉かけは,親に話したいという気持ちをなくしてしまうそうなので気をつけましょう。
▲命令,脅迫,説教,提案,講義,非難,同意,侮辱,解釈,同情,尋問,ごまかし
45分の講演が,あっという間に過ぎました。
参加された皆さんは,さっそく今日から実践しようという気持ちで帰っていかれたと思います。
今日学んだことは,親子だけでなく,夫婦や大人同士のコミュニケーションにおいても大切なことかもしれませんね。
講師の中玉利先生,ありがとうございました。