本年度，３人目の「若い目」への掲載です。
今回は２年生の作文です。祖母の死をきっかけに自分の将来について考えたことが書かれています。
それでは，全文を紹介します。
【平成28年5月11日掲載】
「患者を安心させる人」
（２年女子 K.Aさん）
将来の夢は看護師になることです。中学１年の初めまでは他の仕事につきたいと思っていました。私の将来の夢が変わったのは，祖母が亡くなった時のことがきっかけでした。
祖母は，去年の５月の終わりに突然たおれ，救急車で病院に運ばれていきました。私はそのことを知った時にショックで泣いてしまいました。母と兄と一緒に病院へ向かい，病院についた時も涙がずっと止まらないままでした。
そんな私にある看護師さんが「おばあちゃんは大丈夫だよ」と優しく言ってくれました。その言葉を聞いた時，涙がだんだんと出なくなっていきました。
残念ながら，私の祖母はその翌日に亡くなってしまいましたが，看護師さんの一言で気持ちが少し楽になりました。
その時から私を励ましてくれた看護師さんのように，患者さんや家族を安心させてあげられるような看護師になりたいと思うようになりました。そんな看護師になれるようにがんばりたいです。