5月20日(金),石巻専修大学准教授 新福悦郎先生をお招きして,人権学習会を開催しました。
「人権とは何か?」という問いに答えるのはなかなか難しいことですが,講話の中で具体的な例をあげ分かりやすく説明してくださいました。
思い込み,決めつけ,偏見,知識・認識不足による噂の鵜呑み等により差別がうまれ,様々な人権問題が起こっていることも知りました。
また,いじめ自殺事件の判決書をもとにして,どのような行為がいじめにあたるのかについて考えました。
《生徒の感想》
◆何も考えずに,ただふざけてやったことも,やられた人がいやだと感じたらいじめになってしまうことがきっとあるんだろうなと考えました。
いじめは,ちょっとしたことが原因で始まってしまったり,悪口を口に出して言ってしまったりするので,こわいと思うし,自分も人に対する態度でいじめに参加してしまうことがないようにしたいです。(1年女子)
◆僕は,今まで人権は人の自由としか思っていませんでしたが,今日の学習で人権はもっと奥が深いものだと思いました。
僕の祖父は目が見えません。一緒に外に行くといろんな目で見られます。迷惑そうな目で見られると,僕は「なぜ?」と思います。周りの人にも障害のことについて分かってほしいと思います。一つの障害で人権を奪われているような気がします。ですが,自分も人のことを見た目で判断してしまうことがあります。まずは,自分から直していきたいと思います。(2年男子)
◆今日の話を聞いて,自分も言葉遣いに気をつけなければならないと思いました。僕はよく友達に「調子乗んな」と言っています。これもいじめに入るのでできるだけ言わないように努力をしたいです。また,これまでホームレスや障害者の人を見ると少し避けていました。自分も知らないうちに人を傷つけたり,いじめたりしていたので,今日で終わりにしていきたいです。友達を変な気持ちにする声かけをやめるなど,自分にできることがあるので,一つ一つ見つけて改善していきたいです。(3年男子)