「若い目」への投稿⑥

 9月5日(月)の南日本新聞の「若い目」に,3年生女子の作文が掲載されました。

 

 祖父の死をきっかけに,「人との出会いは一期一会,後悔しない人生を」とお坊さんに教えられたことで,人との出会いや家族を大切にしようという思いが書かれています。

 

【平成28年9月5日掲載】

 「家族にぽっかりと穴が空いた」

    (3年女子 Y.Aさん)

 「〇〇ちゃんの家族っておもしろいね。」友達が家に遊びに来ると,みんな決まってこう言います。私の家族は,一言で表すと「愉快」です。両親,兄,姉,祖父母,みんな自慢の家族です。

 しかし先日,祖父が亡くなりました。めったに涙を見せない母も泣くほどの,ショッキングな出来事でした。祖父がいるということが当たり前だった日常に,ぽっかりと穴が空いたような気持ちでした。そういう時ほど時間はあっという間に過ぎるもので,四十九日の法要がやってきました。その時に,お坊さんがこんなことを語りました。

 「人との出会いは,一期一会です。一つ一つの出会いを大切に,後悔しないようにしてください。」

一期一会とは,もともと茶道に由来することわざで,「これから何度でも会うことはあるだろうが,もしかしたら二度と会えないかもしれないという覚悟で,人には接しなさい」という意味だそうです。

 祖父の死をきっかけに「この人と会えるのは,この1回しかないかもしれない。だからこそ,この出会いを大切にしよう」と考えるようになりました。それと同時に,今まで以上に家族を大切にしようと思いました。大好きな家族と楽しく毎日を過ごせるように。